軌跡549 造形戦記103 完成へ向けて
軌跡549 造形戦記103 完成へ向けて
先日から行っている磨き作業。
全体的に白のサフがついているので磨きにくい。
白のサフを落とすと今度はグレーのサフが出てくる。
そこまで磨くのは、その部分を修正する時のみ。
通常は見た目がツルツルになるまでだ。
が、割と細かく修正する箇所があるようで、
全体的にマダラ模様になってきている。

ポニーにひっつけていた3本ハネ毛を磨いていると、
ポキッと折れてしまったので、そこを引き抜いて修正。
あったらあったでいいんだけれども、
なかったらなかったでもいいかな、とか思ったりして、
髪の流れの関係で、あそこにハネ毛をつけるのは
違和感があるなということで削除することにしたのである。
代わりに、前髪にアホ毛とかいうものをつけてみることにした。

細いパーツはどうしても折れる可能性を拭い去れない。
それも3本細いパーツが重なっているものならなおさらだ。
また3本ハネ毛みたいなのをつけたいのならば、
折れた時のことを考えて、それぞれ個別に作る必要がある。
とにかく、折れる可能性を低くすることを考えておかなければ、
いちいち余計なことに神経を使わねばならなくなるのである。

逆に折れた場合に、ま、いっかーと新たなパーツを作るきっかけになって、
そのおかげで洗練されたパーツが出来上がることも実際ある。
付けるだけ付けて徐々に排除していく、というのも1つの手だ。
わしの現状がそんな感じである。
結局、作り始めの頃に立てた「シンプルにいこう」
という考えに戻りつつあるように思える。

後ろダレの装飾の代わりに作ったヒラヒラにしてもそうだ。
1、2枚目を試作した時は、シワをつけようつけようと
意識していたために、どうも納得がいかず廃棄したが、
そんなにシワがいるか? 蘇我入鹿? と自問自答し、
シンプルにひるがえしたものをサラッと置くようにした。
前ダレの布は薄いからシワがついているけれど、
後ろダレ装飾の布は厚手なのでシワが寄りにくい、ということにした。
また、後ろダレみたいな大きなものは、クリアーのレジンに色を少しつけて、
透けるくらい薄いんだよというのを表現したいところである。
それでひるがえりの調整が出来そうな気がする。
軌跡548 造形戦記102 シンプル回帰へ
軌跡548 造形戦記102 シンプル回帰へ
軌跡548 造形戦記102 シンプル回帰へ
1パーツずつ磨き中の日々。
その中で、改良出来るパーツは改良していけと、
シンプルに戻した方がいいんじゃね?
という考えに至っている。

へんに形にこだわっているわけではないので、
どうもしっくりこない、こんな形なら、
と閃いた場合はとりあえずその形を作ってみる。
それで全体のバランスがとれるようなら、
前のパーツは廃棄となる。
まぁ、一応保管してはいるが。

今回シンプルにしようとしているのが、
1つは後ろダレの角っこにつけている輪っか用のでっぱり。
違和感がないデザインを思いつくまでそのままに
しておこうとしばらくそのまんまにしておいたが、
なんも良いしまいを思いつかないので、もうカットした。
輪っかも別につけなくても問題ないように思えるけれど、
これは取り外しが簡単に出来るのでまた考えよう。

また、後ろダレ装飾の尻尾、なくすかもっと簡素にするかを検討中。
最初の頃に作っていたパーツは、形を整えても
ずっと見ているせいか、違うものが合うんじゃないかと思うことが多々ある。
もっとシンプルにヒラヒラにしてもいいかも知れない。

両袖に引っ付いている腕の境目ををピンバイスで穴だらけにして切り離し、
着脱可能にしたことで別パーツをつけてポーズが変えられるようになった。
左腕を伸ばすだけでも、ん、これイイんじゃない? と思えた。
右手にうちわなんか持たせるとさらに効果的かもしれん。
ちょっと試作品を作ってみることにしよう。
軌跡547 造形戦記101 第3次サーフェイサー塗り終了
軌跡547 造形戦記101 第3次サーフェイサー塗り終了
色のついたサーフェイサーを塗ると、
色を塗った時の全体的なイメージがわかりやすい。
サーフェイサーってぶっちゃけ塗料と同じで、
ただグレーにするとキズが見やすいってことで、
色を塗ってるのと大して変わらんのだけども。

ミナツのイメージカラーはまだ決めてはいないが、
白は雪女みたいに見えてしまうので白はないな。
が、色を乗せる前のグレーの髪の色がわし的に
しっくりきているので、髪はあんな感じにしたいな。
全体的に落ち着いた色でしめた方がいいように感じた。
白ではなく薄い青色みたいな、そんなイメージが湧いた。
また、パッと見てそこに目が行くようなポイントも必要だ。

これからの作業は、またキズ直しやチョイ細工を続けていくことになる。
グレーでなくなったため見にくくなってしまったけれども、
手首はロケットパンチのように取り外し可能にして、そっから先の細工を
しやすくしたが、色塗りや別パーツ換装のためにヒジからも切り離しておきたい。
シリコンやレジン代を確保するまではまだまだ作業は続く・・・。
先日からちょこちょこと修正を行ってきて、
もうそろそろ3回目のサーフェイサー塗りをしてみようかと思う。
2回目から一ヶ月くらい時間が経ったけれども、
気になる細かい点を修正してきた甲斐あってか、
まぁまぁな見た目にはなってきたと言える。

今回のサーフェイサー塗りでは、肌色のサーフェイサーを仕入れてみたので、
これだけでも全体的なバランスが見えるようになるだろう。
肌色、白色、グレーと3色使いつつ、それらを混ぜて
色の強弱をつけて部分部分の色分けもしてみたい。

また、顔色塗りの2号も作成している。
塗って失敗してデータを取っていけば、10回目くらいには
ほどほど塗れるようになっている・・・はず。
どうすれば塗りやすいようになるかは、経験の中の閃きが必要になりそうだ。
軌跡545 造形戦記99 新たな楽しさ
昨日、ミナツの顔にネンドを押し付けた型で
作った顔に色をつける練習をした。
色は肌色に使えそうなものを選んだだけなので、
つや消しじゃないから肌はキラッとテカっている。
なんか小学校の図画工作で作ったネンドのメダルみたいだ。

顔描き1回目で得られたデータは2回目に引き継がれる。
まず、肌色を塗った後はつや消しを塗ってみようということ。
いや、肌色に混ぜて使えばいいのか。
幸いなことにつや消しのクリアーは持っていた。
なんで塗料を半年くらい寝かせていたのかを考えると、
どうも1号のサナを塗ろうとしていたのではないか。

また、複製の型を、色を塗ったこの顔からとることにする。
目を彫ったり鼻を高くして修正しているので、
オリジナルに近い作りになっているためだ。
眉毛は強調するくらい盛り上げる方がいいようだ。
ただ絵の具で描くだけだとどうものっぺらな印象を受ける。

とりあえずこんなところかな。
少しずつでもいいから、精度を上げていきたいところだ。
完成品練習用にミナツを1体作って、全体的な色塗りをしてもみたいし、
とにかく回数を重ねなければどうにもならない作業だろう。
ここにきて新たな楽しさに出合えるとは、奥の深いことよの。
うわ、くそっ暑ぃな・・・!
日中がここまで暑いと、夜中に造形をした方が良いんじゃないかとか思えてくる。
次の日が日曜なら一寝入りした後に準備も出来よう。
夜中に鳴り響くオーブンのチン! の音、ステキ。

今日は、今後分割箇所を増やすこともあろうかと考え、
ジョイント量産道具をスカルピーで作っていた。
ジョイント量産道具というのは、いわゆるネンド棒を作る型である。
素体の部位の片方が棒、片方を差し込む穴にしておくことでガチっと保持出来る。
これが針金だと、クルクル回転してしまうので便利が悪い。
そこで、四角い棒やガイドのための丸い棒を作ろうというのである。
前にもお手製で四角い棒は作っていたが、
今回は型を作ってその中にネンドを埋められるようにしている。

試作1号はスカルピーの板に丸い穴や四角い穴を開けていたのだが、
それだとそこにネンドを詰めて乾かしても、
中でくっついてしまって取り出せなくなってしまっていた。
試作2号は、板を上下分割し、あのなんてーの、
たい焼きみたいに鉄板をギュッと合わせて一枚にする感じ、
その方式にすることでネンドを取り出しやすくした。

各部位を分割化することによる利点は、ポーズがある程度変えられること。
例えば、左腕全体はオイッスみたいなポーズになっているが、
それをヒジから先を取り替えられるようにして真っ直ぐ伸ばした状態にも出来る。
外せるようにしている部分は、新規に別パーツを組み込むことが出来る。
まるでオーズのメダルみたいではないか。
だから、現在ミニスカートの状態になっているが、
これを足首まで生地で隠れているものにすることも可能だ。
パーツ換装によって与える印象は結構変わってくると思う。
特に、最初の頃に作ってあまり手を加えられていないパーツを
換装していけば、技術力の向上もあって、もっと良くなるかも知れないのだ。

また、以前ミナツから型を取ったデスマスクに
ネンドを押し付けて、絵描き練習用の顔を作ってみた。
練習用の顔に色を乗せて練習してデータを取ることによって、
ミナツの顔の改良に役立てられそうだ。
くそ、2日くらい前に日記を書いていたのだが、消えてる・・・!

気になる箇所を直したり、穴埋めをしたりしていた今日。
全体的にマダラ模様になってきているので、実のところ
第3次サーフェイサー塗りをしないと、細かい修正点がよく見えない。
直した所とは別に今度は違う所にキズがいってるんだぜ、きっと。

小さい部分はホントよく折れる。
小指とか、ヤスっているとポキッと折れて、引っ付けてもまた折れる。
ゆえに、根元で引っ付けるのではなくもっと削ってから棒を引っ付けて整形した。
また、細い針金を通して補強したりしているが、持っている針金の太さと
ピンバイスのドリルの口径が違うのでやりにくいったらありゃしない。
細かな道具を揃えることも必要になってきたなぁ。
軌跡541 造形戦記95 7分の1の制作
最近はどうも日曜しか制作が出来ない状況になっている。
そのため、ミナツを眺め回して細かな修正点を
見つけていくのが月曜から土曜までの作業となる。

今日は少し曇っているか。
いつまで過ごしやすい時間が続くのかはわからないが、
オーブンを使う作業を優先的に進めていかねばならない。
・・・はっ、オーズとか観てたら晴れてきた・・・!

サーフェイサーを塗ってからこの一ヶ月、修正作業は割と多くなってきている。
というか、こんなにやってたんか・・・!
シワつけしたり帯を付け直したり角度変えたり線を入れたり削ったり足したり、
こ、これぞわしが探し求めていた完成形・・・!
となるまではなんかまだかかりそうな感じがするなぁ・・・。
先日の日曜、月曜は、大体予定していたことは出来た。
台風が来ている影響で曇りの時間が長くなり、
その間にオーブンを使ったりなんやりして、気になる箇所は手を入れられた。

が、その修正点が一発で納得いくものになるとは限らない。
飾りリボンではない、結んだリボンを表現するには、
片方の輪っかの上にヒラヒラが乗っかるようになるので、
複製しやすい形にしつつそのように修正したはいいが、
やはり一発で納得出来る格好にはならない。
まぁ、ある程度気になる度は減少したのだが。

見た目は劇的に変わらないけれど、細かい所は少しずつ整っている。
全体的に白い部分が増えてきたのは、それだけ修正してこれたからだ。
脚全体はほとんど手をつけていないが、肌色の素足が出ている方が良いのか、
ニーソをはいた状態の方が良くなるのかは、今の段階では何とも言えない。
ももに外せる輪っかを作って、どっちも対応出来るようにしてもえぇかもなぁ。

今後はつっかけの辺りを細工していきたい。
靴下に削りだしのリボンをつけたり、つっかけのヒモをディテールアップしたり、
やることはまだまだあるのぅしかし。
休みの日に、それもオーブンを使って造形出来る瞬間ていうのは、
今この日記を書いている朝のうちしかない。
日が照ってきてグッと暑くなってくるのが、あ~9時頃までかな、
それまではなんとかオーブンを使える気温か。
つまり、日曜アニメが放映されている時間までがオーブン制作の時間。
それ以降はオーブンを使わず、スカルピーをイジる時間になるか。
おぅ、素体6号は1回焼きを入れて裏返せるようにした方がいいな。

ミナツの制作は、複製しやすいように細工していくのがメインになる。
例えば、リボンの輪っかと結んだ際に伸びる2本のヒラヒラ。
あのヒラヒラを輪っかに密着させることで油ネンドが埋めやすくなる。
あれ、間が空いていると途端に埋めにくく、というか埋められなくなるので、
1回切って付け直すことになりそうだ。

左袖のヒネリは大幅に改修したけれど、
両袖の下の角を少しカクっとさせた方がいいように思える。
1回やってみて気に入らなければ削ればいいし、
気になる箇所はなにかしら細工していってみよう。

細かいディテールアップもしなければならない箇所がちらほらある。
ただネンドを伸ばして形作ったものに、一手間かけて密度を上げる。
さぁ、作ってこ。
素体制作は色々と進んではいるが、かといって完成品があるわけではない。
1号のサナはデカ過ぎて複製にコストがかかってしまうだろうと
いうことで制作は凍結しているし、2号は複製のシミュレーターとして制作し、
1kgのシリコンでは半身くらいしか埋められなかったことがわかったし、
4号のミナツはもう少しで複製可能な状態にまでは進められてきたし、
5号は・・・6号は板の上で半身形作って、あとは焼いてみるだけと、
それぞれ試験的なことをやりつつデータを取ってこれている。

けれど、大量のネンドをコネて作ってきたにしては、
やはりそのまま放置していてはもったいないなと思うのである。
特に1号のサナは、どうせだから色を塗って飾っておきたい。
たとえ資金が貯まって複製可能になろうが、
それまでグレーの素体のままではもったいないので、
色塗って飾っておいて、後で油ネンドにベチャッ、でも構わないのである。
絵描きはとにかく練習しなければコツがつかめない。
だから、描けるものがあれば練習しておくに越したことはない。

ミナツにしてもそうだ。
素体が、おぉこれは上手く描けたな、と思うようなものでも、
複製がそれ以上の出来でなければダメなのだ。
だから、サーフェイサー塗ってほぼ仕上がった時に、これも塗ってみたい。

だが、細筆がないことに気がついた・・・。
以前、練習に使った筆は間に合わせに見つけてきたものだったから、
目描き本番に使うような細筆は揃えないと今の段階じゃあないな。
なんか自作出来るようなコシのある毛を探してみようかなぁ。
今日はなんぼにも暑くてクーラーをつけてしまい、
そのおかげでミナツの仕上げが、というか
オーブンを使った造形が出来なくなってしまった。

しかし、せっかく時間があることだし、
久しぶりのモンハン(おニューのPSPで2ヶ月ぶり)プレイだけでは
もったいないと思い、スカルピーを使っての造形を試みた。

まず、試したいのが、板の上で前半身だけを形作り、
オーブンである程度固めた後で板から離して裏返し、関節に針金を埋め込む方法。
おそらく内側はまだ柔らかい状態だろうと思うので、
針金を入れた後で後半身を盛ってもう一度焼く。
そして、関節ごとに切断してポーズを決めていく。
焼きあがったスカルピーにネンドは引っ付かないから、
超薄いネンドを皮の代わりにしてスカルピーに巻いてみる。
そのため、実際のスカルピー素体は現状よりひと回り削らねばならないだろう。

さすがにスカルピーの焼き上がりは早い。
分厚い部分だけでもスカルピーで補完出来れば、
人体造形の時間が大幅に短縮出来ることは疑いようがない。
ただ、まだスカルピーでの熟練度が足りないため、応用が利かない。
慣れるのにはもう少し時間がかかってしまうようだ。
軌跡535 造形戦記90 研究
軌跡535 造形戦記90 研究
スカルピーを使っての造形は、だいぶ前にしたことがある。
その時は、一度焼いたら形が決まって修正がきかない、
という先入観を持っていたため、贅沢にも
一箱のスカルピーをほとんど使って人体を作ってみたのだ。
あ~なんてもったいない使い方をしたんだ・・・!

しかし、そのおかげでわかったこともある。
焼くまではずっと形をイジられるが、割とベタベタするので、
人体を前後に作って後で合体させようとか、
まぁ最終的にそうやってはみたのだけれども、
ポーズをつけている場合はまた別の方法を考えにゃならんとか、
色々課題も出てきたわけである。
あのわんこを作るだけでも結構ベタベタな中でやっていたから、
次はドライヤーで少し乾かしながらやってみようかなと思う。

前は適当にそのままオーブンで焼く、といっても
外に出して温めていたのだが、温度調整が出来ないため所々コゲた。
コゲたら有害なガスが発生してヤバイらしいので、
あぁこりゃ温度調節機能つきのオーブンなけりゃダメだなと、
今日までスカルピーでの制作を諦めるに至ったのであった。

そして、スカルピーを適温で焼くことの出来るオーブンを仕入れた。
さすがにドライヤーで表面のベタベタをある程度なくすことは出来ても、
中まで完全に乾かせなければ意味がない。
実際、前のオーブンで適当に乾かした場合と、新オーブンでの焼き上がりが
どれだけ違うのかも調べてみなければならないだろう。

さて、前回は多分使わないだろうということで
贅沢に使い切ったスカルピーであるが、今回はそうはいかない。
いかにしてムダをなくしつつの制作にしていくかが課題だ。
前後半々に作って少し乾かして合体させてみようとか、
一気にポーズまである程度形にしたものを乾かすとか、
芯だけに使って関節はファンドで埋めてポーズを後で作るとか、
いったん人体を作って関節を切断して針金を通すとか、
まぁ試してみたいことは色々ある。
・・・・スカルピー足りねぇじゃん。
軌跡534.5 造形戦記89.5 わんこ
以前、スカルピーをイジって5分くらいで作ったわんこ。
fgに投稿するも、なんか妙に恥ずかしくなって削除した幻の一品。
焼かない限り乾かないのでずっとこねられるのは面白い。
ミナツの制作はほぼ終わった。
細かい修正を除けば、これ以上劇的に格好が変わることはないので、
次なる制作の段取りを整えていかねばならないと思うのである。
んーまー、ミナツを複製する前に、そのまま色塗って様子も見てみたいが。

今まで素体を制作してきた素材は、全てファンドであった。
今さらながら、慣れてはいるもののやはり中身が乾くまでに時間がかかる。
少しのヒモ状のネンドでも、乾かすのに割と時間を食ってしまうので、
その時間を短縮するにはどうすればいいか、
他の材料を使ってみようかなという気になったのである。

そこで、昔試しに使っただけで終わったスカルピーに目をつけた。
これ、値段が結構するのでファンドのようにやたらめったら使い捨て出来ないが、
わし、今までスカルピーについて変な先入観を持っていたかも知れない。
というのも、1回オーブンで焼いて固めてしまうと、
もう形が決まってしまってそれっきりだと思っていた。
だが、削ったり盛ったり出来るようじゃないか。
ということは、時間が短縮出来るだけ得ということになるではないか。

とにかく、今までは人体を作るまでが、
それだけの厚さのネンドが固まるまでに時間がかかってしまったゆえ、
スケールダウンしたミナツですら半年くらいの時間がかかってしまった。
スカルピーであらかたの人体を作り、その上に薄皮一枚のファンドをかぶせて
工作性を高めていったらいいかとか、パテ系のものを使ってみてはどうかとか、
まだまだ試したことがない材料が多い。

ま、とにかくスカルピーを触ってみましょうね。
これからの制作が楽しくなるかは、どれだけ服装作成に入るまでの時間が
短縮出来るかにかかっているのである。
今日は主に左袖の改修をするため、袖の真ん中からバッサりカットし、
ひねりを加えては乾かして削ってを繰り返していた。

が、なかなか思うような出来にならないので、この改修はまだまだかかりそうだ。
思い切って腕の下からカットして新規に作ってもいいんだが、
今の状況ですらオーブンで乾かしても半生状態が続いてしまうので、
出来るだけ厚くネンドを盛るのは避けたい。

それにしても、オーブンを使う度に室内の温度が高くなってくる。
クーラーを使おうにも・・・くそっ、冬が待ち遠しい・・・!
いうて、冬になればなったで、寒すぎて手が動かなくなってしまうけれど。
作業効率が悪くなるこの季節はなかなかツライな。
軌跡531 造形戦記87 改修時機
第二次サフ塗りが終了し、再度小キズ直しをする毎日。
毎日~っつっても、毎日作るだけの時間はとれず・・・。
少し悶々とした日々を送っている。

前々から気にはなっていたものの、
ま、いっかといった程度にしか気にしていなかった左の袖。
そのひるがえり具合は、仮に作った薄い袖が
乾いた際に自然になったものである。
だが、やはり気にはなっていたので、
この際真ん中からズバッと切断し、角度をつけ直そうと思う。

前から見た時のひるがえりを重視し、
ぐにゅにゅーと曲げて全体的な空間の調和を目指す。
また、右と左の袖の長さが微妙に違っていたので、
それを直して、気になる部分の気になる部分をなくす。
おそらく改修後はヒネリやシワなどがガラッと変わるんじゃなかろうか。
今まで女の子のフィギュアを作ってきたけれど、
実は、自分には何が作れるのかはよくわかっていない。

というのは、女の子フィギュアしか作ってきていないから、
他にも、そう例えば鎧キャラとか、モンハンのモンスターみたいなのとか、
ひょっとしたら作れるんじゃないかとか思うのである。
昔に一度、デフォルメした鎧キャラを作りかけたことはあったが、
それだけでは作れるかどうかはわからない。

でも、鎧キャラは好きなので作れればどれだけ面白いだろう。
女の子「しか」作れないというのは自分が思い込んでいるだけであって、
ネンドをこねればどんな形にでも出来るんだ。
作れれば、じゃない、作れるんだ、である。

では、仮に鎧キャラを作ろうとすれば何から始めればいいだろう。
まずはなんにするにも人体が必要になってくる。
いくら全身鎧で固めていようとも、その基本となる骨格は人体のものだ。
完全に筋肉をつけたり顔をつくる必要はないが、
男キャラとわかる程度の骨格は作っておかねばならない。
それに鎧をかぶせていく。
ドット絵で描いていた頃の鎧キャラが立体になるってのも、なかなか乙なもんだ。
ミナツとスケールを合わせるならば、割と大きなものになってしまうが。

ツクール世界で広がっていたタケキャラを立体に出来る、
あぁ、なんて究極の人生の楽しみ方なんだ・・・!
今のペースで作っていくんならさすがに時間が足りません。
・・・非常に暑い。

わしがフィギュアを制作している部屋にはクーラーはついているが、
制作している最中はそれをつけられない理由がある。
それは・・・ブレーカーが落ちる、からである。
クーラーをつけながら乾かすのにオーブンを使えば、もうてきめん。

せっかく「fg」というフィギュアのコミュニティサイトを発見し、
そこにミナツの写真を投稿したりしてやる気がアップしているのは良いのだが、
汗だくだくになりながら制作するというのは、
なんか・・・どうも・・・さすがにやる気が減少してしまう。
休みの日に雨がしとしと降っている状態が一番制作しやすい環境といえるだろう。
オーブンを使っているためか、熱がこもってくるので、
日中、部屋の中の方が外より温度が高くなっているもんだから、
34度あったこの日、扇風機の風が熱風だった。

さて、わしがフィギュア制作をするようになったのは、
今からかれこれ6、7年くらい前になるだろうか。
その当時に、初めてがくぶんの「フィギュア模型製作講座」を受講した。
そう、本を買ってそこから学んでいたわけではないのだ。
まぁ、本みたいなものだったがね。
その頃はまだフィギュアを作ろう的な本が出ていなかったため、
この講座によって得られた知識は今も活かされている。

だが、パッタリと制作が止まってしまった時期が3年か4年ほどある。
そして、再び制作に復帰させてくれるきっかけとなったのが、
いわた氏の「かわいい女の子フィギュアを作ろう!」という本との出合いだった。
この本との出合いがなければ、おそらくわしは今も作っていなかっただろう。
久しく作っていなかったのにフィギュア本に手を出したのは、
市販のフィギュアはまだ買っていたから、
ただ読むために買ったのではないだろうかと思う。
それが引金となって再び制作に戻ってこられたのだから、
本が語ってくれるフィギュア制作の魅力というのは計り知れない。
軌跡527 造形戦記84 なんだかんだやって
軌跡527 造形戦記84 なんだかんだやって
結局はけっこうなパーツ数になるわけですよ。
・・・ったく。

上半身を合体させる前に組み込んでいくパーツは、まずは脚。
それから腰に前後分割のスカートをはめて、
その左右にヒラヒラをつけながら前垂れもつけ、
さらに後ろに大スカートをつけてその上に装飾のシッポをつけ、
そして帯パーツの輪っかをつけるとバラけなくなる、という仕様。
これに上半身をドッキングさせると完全に固定される。

大スカートをつけない仕様にすると、
帯、シッポの3パーツがなくなりシンプルな見た目になる。
素体は同じでも、つけるパーツによって性能・・・
見た目が変えられるのは1つの利点ではある。
ガンダムヴァーチェじゃないけど、
装甲をパージするとこんな・・・・・・まぁ、いいや。

さて、ミナツを制作すると同時に、顔だけの複製も試験したい。
もう完全に乾いているのでサフを塗ってネンドを押し付けてみよう。
イモのハンコみたいな感じで目鼻が複写出来ればいいのだが。

あ、そういや改良した前髪の写真撮ってないな。

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