デザエモン、あぁ、懐かしい響きだ・・・。
わしがスーファミのRPGツクールと出会い、
それのためにシナリオを書いている途中に出合った、
シューティングを作るためのツールである。
これもスーファミで登場した。
元々はファミコンでも出ていたのだが、その時はあまり興味がなく、
おそらく、何かを作ることにはまだ目覚めていなかったように思う。

このシューティングを作るというのにも衝撃を受けたわしは、
「絵が描ける」ことに面白さを見出し、
RPGツクールそっちのけで作り始めていった。
そう、この時のツクールはまだ描けるものではなかったため、
飛行機を描いてそれが飛ばせるツールの存在が
非常に魅力的に見えたのは仕方がないことだったのかも知れない。
とにかく、自機のデザインから始まり、
敵キャラ、背景の建物、音楽まで作っていくことになった。
RPGツクール95で自前の絵が使えるようになり、
それで顔絵や敵絵をすんなり描けていけたのは、
実はこのデザエモンが大いに役に立っている。
デザエモンによって、多くの技術を磨くことが出来たのだ。

わしの手掛けるシューティングはもっぱらメカ。
特に巨大なボスを描く時はワクワクしながら制作した。
後にPSでパワーアップ版が出るまでは、
表現方法が割と狭かったので、どう魅せるか考えた。
どうせだからPS版が出てからのこともこのまま続けるが、
PS版はメモリーカード1枚で1作記録出来て、
4、5作ほど作っていった記憶がある。
1作土台が出来上がれば、後は使える部分を残しつつ、
さらなるパワーアップを目指していけた。

わしの中でこだわりがあったのは、顔絵やミサイル。
ボス登場の手前で顔絵が出て、セリフをいくつか。
あまり登場人物を多くすると、容量の関係で他に支障が出るので、
主人公の味方機からということで登場させていた。
また、ミサイルだが、これは敵の発射するミサイルに、
煙のエフェクトを付けて演出したもの。
こういった演出をするのが非常に楽しかった。
今、容量増大で色んなことが出来るものが出たりしたら、
これはもう絶対に買わねばと思う。
PS3版で出んもんかなぁ。

また、自前のBGMも作りやすかった。
普通は八分音符とか四分音符とかあるわけだが、
デザエモンはとにかく音符を並べるだけで曲になった。
つまり、いや、わかるかなぁ、この言いたいことが。
音楽を作ろうとする際の~分音符の置き方の難しさが全くない。
さりげなく、だが非常にとっつきやすかったのである。

この後、セガサターンにデザエモン2が登場し、
横スクロールも作れるようになるが、
ツクール95での制作に本格的に取り組むようになってからは、
パッとデザエモンから離れている。
だが、やはりデザエモンから得られたものは大きかったのである。

コメント

A-9
2010年4月19日2:03

デザエモンって全部の素材が簡単に作れるから「やれば自分でなんでも出来るんだ!」っていうのを知れるすごくいいツールでしたよね
凝り出すとツクールの方がいろいろできるんだけど

セーマ・タケc
2010年4月19日8:33

当時デザエモンにどっぷりハマっていたのは、ツクりやすかったからなんだと思うよ。
適当に描いて反転コピーするとすぐ敵が出来たりね。
背景は陸、海や宇宙をメインにしてさ、出来るだけ容量を浮かして敵の種類増やしたり建物作りに回したりね。
あのツクりやすさは特筆に値する。
あぁいったツールがまた出てくれれば、ツクる人も増えるんじゃないかと思うんだけど、
アテナって会社、最近聞いたことがないなぁ。

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