軌跡669 造形戦記203 変化
紅紫妖サリエラ制作に入ってから(最初は違うキャラとして
作っていたが)もうそろそろ50日が経とうとしている。
ミナツ制作時の50日付近とを比べると、まだ全体的な形が
定まっていなかったミナツより速いペースで形が成っている。

まぁ、ミナツの場合はその時に初めてイメージをこしらえて
造形していただけに、高校の時から考えていたサリに比べると
時間がかかったのは仕方がないとしても、
それでもわし自身の造形スピードはそれなりに向上してきているようだ。
が、ポニーのミナツはどことなく、髪の色もそうだが元々のサリのイメージに
近いため、潜在的にサリを作りたかった、という想いがあったのだろう。
だから、2作目のサリもポニー、というのはどうしてもミナツに
被ってしまうため、今回の髪をといた状態のサリは都合が良かったと言える。
装備品自体はその場仕上げの一品であるため、設定画なんか関係ない、
出来るだけディテールを細かくしようぜちくしょー的なノリとなっている。

現在順調にいっているであろうこの造形でも、実は落とし穴がある。
順調にいっているからこそ、形が整ってくると以前のように変化が少なくなり、
毎日整形してるのにあんま変わらんなぁ、というジレンマに陥る。
ここが一番ダレてくるポイントである。 タケ的に。
今まさにその状況に陥ろうとしている。

やることはまだあるんだけども劇的に変えられるほどの作業はない、
そんなモチベーション低下を防ぐために何かないかと考えると、
ここはもうほとんど手を加えなくてもいい、というパーツを外し、
そこから派生パーツを制作するという方法がある。
ミナツ腰掛Ver.はそういった状況から生まれた苦肉の策であったのだ。

さすがに制作50日前後で派生パーツを作ろうとするのは早計に過ぎる。
まだゼフュターの鞘も指も整形出来ていないし、
もうちょっとやることやってから悩むことにしよう。
予定通り、朝一はヒザあての制作に入ったわけであるが、
最近の気候は実に過ごしやすく、オーブンがチーンと鳴る前にうたた寝、
しばらくして目を覚ますも、ぬう、まだ眠いな、ということでうたた寝、
それを繰り返していると昼過ぎになってしまっていた。
だが、予定していた作業は一応進めており、
作業を進め終わったことで見えてきた問題点を検討する段階に入っている。

ヒザあての形状は、当初作ろうとしていたものでは
どうも納得がいかず、ある程度カットして修正することにした。
他に進めた部分は特に問題はなく、もう少し整形して他の部分に移れそうだ。

胸と背中の装甲を繫ぎとめるベルトの部分は、
どちらかの装甲に引っ付けるのは強度的に問題があると判断、
ベルトだけを後で挟み込めるように細工する。
まぁ、ブッといベルトでいくなら装甲にひっつけてもいいが。
これも試作して検討せねばなるまいか。
さて、土日と休みになるわけで、その間にどれだけの作業が進められるかが、
今後のモチベーション維持にも繋がってくるだろう。
が、結構形になってきた時が一番ダレやすく、ここまできたらもうゆっくり、
ゆっくりというかしばらくそのまま飾っておいて熟成期間をおき、
またやろうと思った時に直す箇所が見えてくるかも知れない、
ということを考えたりもする。

いつも触っていると、その時はイイと思っていても、
色々な事情でたまたま触れなかった日が続き、久しぶりに触ってみると、
なんでこんな感じで納得していたんだろう・・・と思うことがある。
冷静に見られるようになるというんだろうか、今まで悩んでいた箇所でも、
違うことをしてまた戻ってくるとすんなり直せたりする場合もあるし、
気分転換も必要なんだなというのは感じるところだ。

しかし、だからといって、熟成期間を置いて、
その後モチベーションを上げられるか、といえばなかなか難しいかなとも思う。
わしの場合、エンジンがかかるのが遅いので、
よっぽどのことがなければ今のやる気は維持しておきたい。
1日のうち、ほんのちょっとでも触っていればいい・・・こともないが、
次にこれをやらねばな、という指標は立て続けていきたい。
先日はヒザあてを触り、その造形をまだ残している状況なので、
土曜はそれから進めて、え~背中の装甲辺りを整形したい。
昨日、ヒザあてを針金を通して固定する、といっていたが、
実際に針金を通すためにピンバイスで穴を開けて段取りすると、
なんか穴の位置がズレていて真っ直ぐに挿せなかったので、
ヒザ側に四角のプラ棒を挿すように穴を開け直し、
そこに柔らネンドをぐにゅ~っと押し付けて乾かすようにした。
結果的にこっちの方がしっくりハマったもんだから、
考えていることと実際にやることでは違いが出るんだなぁという次第である。

他にポッチンをつけてハメ込むようにする部分はといえば、
胸と背中の装甲を繋ぐ脇のパーツ、これに施そうかとも考えたが、
いかんせんこの部分は薄いので、どちらかいえば見えにくい背中部分を
保持するようにし、脇部分は元々体につけておく、というパターンもある。
これも実際に保持出来るかどうか試してみないとなんとも言えない。
分割パーツというかほとんど聖闘衣みたいな感じになっているが、
上半身の前後装甲がもう少しで格好になりそうだ。
これが終わればもう1段階上へ・・・あ、腕の装甲があるやないか。
身体に穴を開けて留めるのを出来るだけしないように心掛けてはいるものの、
さすがにヒザに付ける軽装甲はそうも言ってられないようだ。
どうやっても、落ちる。
ポッチンをつけてそれにハメ込むようにするか、
それとも穴を開けて針金を差し込み留めるようにするか、二通りある。
仮留めならば針金で十分事足りるが、いやまぁ、留めるんなら結局一緒か。

上半身はごちゃごちゃしてきているけれど、その半面下半身は
割とシンプルなため、ヒザあてを付けてディテールを補わないとバランスが悪い。
かつ、片方のヒザはもう片方のふくらはぎにつけている格好なため、
干渉しないようにすることも忘れてはならない。
そう、上手く出来たぞ! と付けてみたら干渉しとるよこれっ!
ということが結構あったりするので、泣く泣く削るハメになる。

背中の装甲についてもそれが言える。
装甲がない状態で後ろ髪を作ったため、いざ合わせてみると干渉する。
もうどうせならもっかい髪の流れを作り直すわ! ということで、
見えない部分はざっくり彫って、とにかくカミ合わせを優先する。
後でサフを塗ることを考えると、うーん、ピッタリ過ぎるのはイカンのか。
今日は剣を入れる鞘の部分を整形していた。
真っ直ぐで微妙に丸みがかっている鞘の整形は実は結構難しい。
一箇所だけヤスリがけするとボコッと凹んでくるので、もう一枚もんのペーパーを
机に置いて固定し、刃を研ぐようにじょーりじょーり丹念に擦っていく。
ある程度角が取れてきたら、スポンジのヤスリで滑らかにし、
またペーパーで大きさを整えつつ擦っていく。
これを何回か続けると・・・小さくなり過ぎやん!
ということにもなりかねないので注意が必要である。

実際はサリの剣には刃は入らないのだが、鞘に装飾を施して
いかにも剣を持ってるぜ、みたいなものを演出したいので、
装飾の資料探しやら柄をこしらえるやら、やることはまだまだある。
次に鞘を作る時は、中に剣が入るようにしたいのぅ。
前側の軽装甲がある程度固まって、この場合の「固まった」というのは、
軽装甲としての形が固まった、という意味と、乾燥して固まってきた、
という2つの意味を含んでいて・・・まぁどうでもいいや。

胸側の軽装甲と対になる、背中側の装甲の試作に入っている。
こっちはこっちで着脱させるようにするわけだが、
こっちは後ろ髪でも押さえられるようにスペースをとってある。
それ+前側からの・・・おぉ、お、お、お、いや、
装甲を体にグルっと回すほどの規模にしなくてもいいように思ったが、
繋がっていなければいないで、なんか変になってしまうのぅ。
試作の段階ゆえに、またもや試行錯誤しなければなるまい。

軽装甲が前後段取り出来たら、残りは指とゼフュターになる。
もちろん、その部分が出来れば終わり、ではなく、
段階を1つ上に上げることが出来るようになるだけである。
指の造形はねぇ、とにかく練習しなきゃダメだね。
どねんもならん。
わしは造形の数だけしか指を触っていないから、様々な表情の指が作れない。
どう作れば一番効率がいいのかもまだわからない。
じゃあ練習すればいいだけではないか。 おぅイェス。
鎧っちゅーほどのものでもないが、現状の全体的なバランスを見ると、
上半身に色々と付けた方がイイのは明白である。
ミナツ制作時に小物を色々と付けて、複製してそれらを整形した際、
こんな小さいもん整形しにくいわ! というデータを取ったはずなのに、
今回は進んでめんどくさいことに挑戦しようとしている。
おそらく、後でエライ目に遭うであろう。

この胴鎧、というか軽装甲とでもいうか、一応着脱可能にする予定で、
というのは、キャストオフとかそういうことを考えての細工ではなく、
ただ単に色塗りの関係で分けた方が効率が良いと考えたからである。
どうもキャストオフ仕様というのは好きになれなく、
そういうビーチクとか出すのは脳内で補完しろよ、というのが持論である。
出すならあくまで「チラ」が重要なのだ。

さて、胸軽装甲制作は、前後ろでくっつけられるようにしているが、
まずはある程度形を整えて乾燥させるまでは、対になる部分には手を出せない。
スレンダー設定のサリではあれど、胸の辺りは少し強調するように開け、
そこからのラインをどうしようか試行錯誤中だ。
全部を全部装甲に包んで肌色を少なくするのは本意ではない。
が、全体を着色イメージしてみると・・・なんか肌色少ない。
今回の造形は、出来るだけモールドを多くしようと考えている。
これは、ミナツを制作していた時、着物に模様を描けたら綺麗になるだろうなぁ、
でもまだ描ける気がしないから、この空間はもったいない、
ということを思い知ったため、せめてモールド彫りでもして、
見た目の情報量を多くしたいということである。

もちろん、そのモールド彫りは、見た目のクオリティを上げることは出来るが、
逆に相応の労力も必要となるため、諸刃の剣となる。
かといって、やらなければ技術力は向上せず、そう、
どっちにしても数をこなすだけでは経験値などタカが知れており、
まだやったことのない領域に手を出していくことで初めて、
それ相応の経験値が手に入るようになるのである。

問題は、モールドを彫ることではなく、「モールドのデザイン」にある。
わし、セーマ・タケcはどうもデザイン関係に疎い。
周りの奇抜なデザインを見ると、この人ぜってぇ頭の回路が違うな、と感じる。
こう、うりゃとりゃそぉおーりゃあぁーーみたいなデザインは、
わしの場合は実際にネンドを付けながらでないと閃いたりしない。
今までの経験上、デザイン画から起こせることはまずないだろう。
そういうことで、彫って埋めてを繰り返し、
方向をズラしながらのモールド彫りにもチャレンジである。
肩に付けようと試作していたパーツが、後ろ髪が干渉することによって
付けられなくなり、ではどこか他に付けられそうな所はないかと、
二の腕辺りに付ければカッチョいいな、ということで付けようとするも、
どうやっても現状の形では付けられないと感じ、では他に付けられないかと
探してみた結果、じゃあヒジの辺に付けよう、ということに落ち着いた。

どう転がしても付けられそうにないなと感じた場合、
そこに付けられるように形を改造するか、もしくはすっぱりと諦めて
別の付けられる場所を探すか、その2つしか選択肢はない。
今回は単に作り直すのがめんどくさいからヒジに付けることになったが、
いやまぁ、ヒジに付けられるかどうかはやってみないとわからんのだが、
実際、本来付けようとしていた肩にこれを付けようとしていれば、
後ろ髪を削ることになっていただろう。
その労力と、労力に見合うだけの結果が出るのかどうかを考えると、
いや、そうでもないかな、となれば、別にこだわって時間を使う必要はない。

これはどうしてもやらなくてはダメだ、というのは、
直感的にピーンとくるものがあって、ずっと引きずってしまうものだ。
腰の長さのカットをどうするかで悩んでいた時がそれで、
どうもモヤモヤしていて他のことに集中出来なくなる。
肩専用にパーツを試作しようが、そこに付かなくても気にならないのなら、
いったん保留にして違うことを進めてみる。
そして、再び検討する頃には、新たに違う形で
すんなり付けられるものを思いついたりするものだ。
とにかく、一所で止まらないようにして先に進むことが大切である。
現在のパーツ数は、整形効率のことを考えて多めにしており、
数えたところ24に、またトゥエンティフオオォォになっているようだ。
この数は今後さらに増えるだろうから、もう整形効率云々ではなく、
色塗りを別々にしたいからバラバラ状態でいいや、くらいにも考えている。

また、ミナツで直立と座りVer.を作ってわかったことだが、
複製する際は、そのVer.毎にパーツを分けていた方が、
余計なパーツまで複製しなくて済むなぁ、ということであった。
今のミナツシリコン型は、これこれこれが要るからといって複製すると、
いらんもんが結構引っ付いてくるので経済的にもったいない。
ここら辺の経験値がモノを言うんだなぁとあらためて思い知らされた。
よって、サリを分割する時も、派生パーツのことを考えながら、
かつまとめやすいパーツ同士を選抜する必要が出てくるわけである。

それにしても、今回は髪以外はほぼ真鍮線の補強なしで
全体を組み上げられる構造になってきているようだ。
それにはプラ角棒の役割が大きいのだが、
その代わり、角度も固定されてしまうので自由に動かせなくなる。
また、パーツ同士を差し込んで固定するといった組み木のような、
いうなれば聖闘衣のようにパチパチっとハメ込んでいけるようにしており、
これを作っていくのが結構おもろいのだよ。
このパーツを先に組み合わせないと次のがつかないとか。
ドッキング、ガシンガシィン、だあぁん、みたいな。

最終的には、各部ガッチリとホールドするように、
接合部の片っぽにワセリンを塗ってもう片っぽに接着剤を流し、
乾くまで固定、という方法を採ることになる。
ポリパテとか使うのがめんどいので、いうか使う気まったくないので、
適当に済ませられる方法で出来るのならそれに越したことはない。

さて、これからさらに増えるであろうパーツ数。
ミナツ以上に派生させやすいように各部で分けているため、
どれだけサリのVer.を増やせるかも実験したいところではある。
その度に時間をかけられるのならば、わしの断パチも記録を伸ばせるであろう。
真の目的はそこにあるのかも知れない。
自分なりにモチベーションを上げるために、
今制作しているサリになんか二つ名みたいなものをつけたいと思い、
サリの基本カラーである紫を入れた呼び名を色々と考えていた。
これだけでモチベーションが上げられるのなら安いものだ。

そんなこんなで色々と候補を挙げていって、艶とか姫とか妖とか
組み合わせたらどうかなとかやっていても、なかなか3文字くらいに納まらない。
長いこと思案した結果、そうだこうしよう、と「紅紫妖」になった次第である。

サリが赤紫基調の「紅紫妖サリエラ」なら、こうしよう、そうしよう、
じゃ、青紫基調の「蒼紫妖」もいるんじゃないかという繋がりで、誰か作りたい。
安易な発想であるが、なんか面白いのでいいじゃないか。

では、紅紫妖という呼び名にふさわしい格好になってきているかといえば、
あぁまぁ色を乗せないと雰囲気まではどうとは言えないが、
格好自体は結構ごちゃごちゃやってきているから、名前負け・・・ん、いや、
そうか、もっとワルっぽくしていかないと「妖」という字に負けてしまうな。
実際に仮完成までいって、その名前に合わないようなら、
最後の字は変えざるを得なくなるかもしれない。
やっぱり二つ名を決めるのはさりげなく重要だったんだ。
ゼフュターって、まぁ、セーマという作品の中で登場していた
剣の名前であるが、この名前を使うのは久しぶりだなぁ。
今、右手にこれを持たせるために、鞘から作り始めている。

ゼフュターは本来、鞘の部分を持たない剣だけ、
というか刀身すらなかった柄だけの古の遺産という設定であったが、
さすがに柄だけを持たせても格好にもなんにもならんので、
西洋の剣を収める真っ直ぐな鞘を作り、それに引っ付けようと思う。
鞘の長さは、全体的なバランスを見て切ったり付け足したりすればいい。

実はゼフュターには、わしの頭だけには鞘つきの設定はあった。
ゼフュターの刀身はビビーッとエネルギー剣みたいなやつで、
普段は柄だけなので鞘というものが必要ない。
そこで細いワイヤーを仕込んだ鞘の先に分銅をつけて、釣竿みたいに
バビューンと先っちょを飛ばしながら、ゼフュターのエネルギー刃を
その先に構成して相手の意表を突いて攻撃する、というものだった。

実際にこの造形で鞘の中にギミックを仕込むことは難しいが、
ワイヤーが伸びているVer.もあってもいいかも知れない。
色々派生パーツを作って印象を変えるのも1つの楽しみ方ではある。
なんとか気力を振り絞り、テンションを意地で維持することに成功した。
一度持ち直せれば、普段通りの造形は進めることが出来る。
この日記を書いた後は、どうしましょうかねぇ、えぇ、
気になって気になって仕方がないが今までやれなかった指の造形でも、
勇気を振り絞って取り掛かるとしようか。

・・・と、言うたことは大体実行せずに、
ふと目に入ったものから細工していったりするので、
結局どこが進んでいくのかはわしにもわからんのですよ。
進めたいと思っているのは確かだけれど、己の直感に従って、
今このパーツを整形すれば能率が上がる、というゴーストの囁きによって
毎回造形を進めているので(マジかよ)、パーツ整形はランダムである。

それでも、まだ写真は出していないが、結構形になっとるよ。
見た目が進んだなぁというのは、やはり後ろ髪が形になったのが大きい。
付けるもんだけバババッと付けて、整形に集中していきたいものである。
ちょっと他の事でガックリすることがあって、その影響が造形にも波及しておる。
それでも、ここで負けては今まで進めてきた意味がないので、
気力でなんぞかんぞパーツに触るようにしている。
人間、最後は気力でどうにか現状を打破しようと頑張れるものである。

全体的な完成度を上げるために触らねばならない部分は、
大まかに言って「上半身の服」「手首」くらいだが、
前々から直さねばならないと思っていた部分をいくつか直しつつ、
といっても一回ではなかなか直しきれんからまだ触ることになるけれど、
気になる箇所を少しずつ直していったり、新たなパーツを付け加えていったりと、
当初の予定よりやることを増やしてしまい、先には進めていない。
まぁ、触っているだけマシとは言えるが。

この先、難儀するであろう部分は、やはり手首であろうか。
指先1つで全体的な表情が変わってくるくらい、指は重要なパーツである。
左手は髪を押さえる位置にあり、左手はまだどうとでも動かせる位置にある。
いっそのことゼフュター(剣)を持たせてみるか、と考えているものの、
じゃあそれを作らないと握れないじゃん、とか思ったりする。
そこからかぁ・・・。
もう、もうそろそろ違うパーツ整形へ移行した方がいいな。
これ以上髪の毛触っているとモチベーションが下がりそうである。
まぁ、他のパーツを触っていて、自分自身に納得のいかないことが続くと、
それはそれでモチベーションが下がってしまうのであるが。

それでも、上半身に色々とパーツさえつけられれば、全体的にほぼ装備が
つく状態となるので、適当にでもいいからとりあえずつけておきたい。
そして、どこがまだ進んでいないのかまた1つ1つのパーツを調べていき、
遅れている部分を同じレベルにまでは上げておかねばならない。
パッと見、遅れているのは「手首」と「上半身」だ。

上半身そのものの造形は、一番最初に進めてはいる。
さすがにその基本的な造形だけは
最初に終わらせておかなければ、装備もへったくれもない。
身体のラインに沿った装備ならなおのこと、凸凹では話にならない。
結局、胸の大きさは現状維持でやってみて様子を見ることにする。

時間のない時はどうするか。
う~~~~~~~~~~~~~盛って削るか。
後ろ髪整形のクオリティを1段階上げる作業は大体終わりつつある。
この過程の中でわしは、「髪の毛ファンネル」に続く新たな技を開眼した。
その名も「適当流し付け(仮称)」である。

髪の流れなんてものは、意識しながらやっているとどうしても偏る。
偏るというか、気がつくと同じような流れにしてしまっていたりする。
それをなんていうのか、己の感性の赴くままに、
ブワーッと、ザザーッと、こうビュビューッと、適当にひっつけていくのである。
そして、間をネンドを埋めつつならす。
それを何回か繰り返していると、割とイイと思えるような流れが出来てくる。

流れをつけようつけようと意識してやっていた時は、
大体進んだかな、と確認してみても、どうも一辺倒な流れになっていた。
それが、適当にこう、下に垂らす、ということだけは考えつつも、
適当にあっちゃ向けこっちゃ向けみたいなことをやっている方が具合が良かった。
もう少し毛先の長さを整えながら、違うパーツ整形に移りたい。
が、パッと見、サリは通常ポニーにしている時でも髪が長かったので、
髪を下ろしている現状ではもっと長くなるのではないかという気がする。
そうなると、あ、そうか、いや、付け足しは後でもいいわ。

髪全体が大体形になってきたことで、
まだ付いていないなぁという部分は上半身くらいになってきた。
ぬぅ、鎧みたいなものは別につけなくてもいいが、
かといって薄い服装だと全体的なバランス的に貧相になってしまう。
とりあえずベタベタとネンドを引っ付けてみて、
その都度使える部分だけを残しつつ昇華させていくしかない。
わしは、そういうやり方がしっくりくるようだ。
後ろ髪整形進行中。
ほとんどこれしか触っていないので、書くことはあまりない。

他に修正とか作ったりする部分はまだまだあるが、
他に集中してしまうと、それだけクオリティが分散してしまう。
全体的に万遍なくクオリティを上げていく方が良いのか、
局所的にクオリティを上げて、それを全パーツに施すのか、
まぁ、その時の気分次第で変動していくこともあるが、
髪は他より2段階くらいクオリティを上げてモチベーションを保ちたいものだ。

もう今回は分割なんてことはあまり考えず、こう見える方が美しい、を追求する。
後で、どうしても分割しないとムリだ、
というパーツは、ピンバイスで穴を無数に開けて離すようにする。

とはいっても、髪だけ触っていても乾かす時間が出てくるので、
その間に服装の試作を進めていきたいと思う。
服装はねぇ、何回も作り直してこれだと思うものが出来るまで続けるしかない。
腰から下までは大体の服装を形作っているが、
上半身はまだ鉛筆で線を入れているだけで、これからである。
さぁ、やりましょう。
後ろ髪造形進行中。
これがある程度形になるまでは、他に書くことがないや。
とにかく取ってつけて削って焼いて、を繰り返し、
少しずつ形を整えていくしか、今のわしに出来ることはない。

出来については、写真の一番最初と一番最後を見比べるのが一番わかりやすい。
最初はこんな流れだったのに、気がつくと逆の流れになっとるがな! とか。
バッサリ切って前の形そのものがなくなっていたりと、
自分のイメージしているものに近づける、近づけるというか、
イイ、と思えるものが出来れば、イメージなんぞはただのガイドでしかない。
現に、毛先の折り曲げ方は最初は外側だったが、今は内側に曲げている。
これは、内側に曲げた方が自然に見えたからだ。
所々外にも曲げてどんなか様子を見てもいいかも知れない。

ポニーじゃないサリもなかなかイイものである。
セーマの最後の方に登場した、悪役サリィみたいになってきた。
服装もその場のパッと出イメージで形作っているため、
実際どう定まっていくのか、楽しみではある。
ある程度はノートにこういう服装の案が思いついた、と落書きして、
それを試作してみて、うーん、なんか違うな、と感じられれば取り除き、
使えそうな部分は残しつつも、それを活かせるような案を搾り出す。
どうしても出ない場合は、その時は即保留にする。
違う作業をしている時にパッと思いつくのを待つこともある。

しかし、デザインがすんなり出てくる人が羨ましいものだ。
どねんしてこんなコスチューム考えとるんじゃ! と感心する。
頭のスイッチの切り替えようがあるんだろうか。
今まで話題に出さなかったのだが、つい先日までわしはパチ中毒だった。
あまりに、そう、資金があれば突っ込みにいくほどのパチ狂であったのだが、
今日でパチ断27日目になる。
何故あれだけパチ狂いだった者がこうも止めていられるのかを考えると、
どうも今制作しているサリエラが、抑止力になっているようである。

そう、あれはパチ断が始まる頃の話(遠い目)。
ネンドの塊から徐々に人型になっていき、途中名前変更がありながらも、
サリエラをツクろうと思い立った時からスイッチが入ったようである。
それからというもの、パチに気を向けることが少なくなっていった。
完成したサリを見てみたい、その思いから、
ムダに他のことに時間を使わず、出来るだけ造形に時間を割くようになった。
忙しい日はさすがに造形に集中することは難しくなってくるが、
それでもなんぞかんぞ服装について考えていたり、
どこを変えればクオリティが上げられるかを考えていたりする。

パチ断は継続中のものの、では、サリが完成すれば?
と考えると、発作が起きそうで怖いのも確かだ。
何かの拍子でいつブリ返してもおかしくないくらい、まだ未練は残っている。
それを完全に断ち切ることは出来ないかも知れないが、パチを打たないで
日常を過ごすことに慣れれば、そう、慣れるまでが戦いであるのだろう。
故に、サリを完成させるのが速くてもイカンし、
かといって遅すぎるのもミナツ制作の二の舞になるのでイカン。
そのバランスどりが難しいところだ。

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